AWAKENINGS

1990年
監督:ペニー マーシャル
製作:ウォルター F パークス/ローレンス ラスカー
原作:オリバー サックス
脚色:スティーブン ザイリアン
音楽:ランディ ニューマン

おこがま採点:100点

作品名「レナードの朝」

あらすじ↓

時は1969年アメリカのブロンクス。

ROBIN WILLIAMS演じる中年ドクター、
マルコム セイヤーはドクター募集中の病院へ面接の為やってきました。

セイヤー医師は医大卒業後は患者と触れる事なく、研究のみに没頭してきた人付き合いの苦手なドクター。

今回も神経科の研究室に空きがあると思って面接にきたのですが、蓋を開けてみると、
慢性神経病患者専門のこの病院で実際に臨床医として働いて欲しいと言われ、
氣の弱いセイヤー医師はしぶしぶドクターとして雇われる事に。

硬化症やトウレット症候群、パーキンソン病や病名の無い病氣等を患うたくさんの患者が入院している中、
セイヤー医師は非定型精神分裂症や非定型ヒステリー等の患者の中にある共通点を見出します。

その共通点とは1920年代の幼少期に、非定型の患者の多くが嗜眠性脳炎に罹っていたという事実。

この事実を知ったセイヤー医師は画期的なパーキンソン病の新薬、
L-ドーパという薬が嗜眠性脳炎に罹った非定型の患者にも効果があるのではと考え、
ROBERT DE NIRO演じる50代の男性レナード ロウに試してみたら……

とんねるずのみなさんのおかげでしたのワンコーナー、細かすぎて伝わらないモノマネでこの映画がマネされていて、石橋 貴明さんも凄く良い映画とコメントしていた事から興味を惹かれ観てみたのですが。。。

いや~~~、素晴らしいの一言ですね!!

本作は事実に基づいた映画という事ですが、映画の様な奇跡が実際に起こったという事を考えると、
観ている私も感動の渦に見事に巻き込まれました\(^^)/

こう綴ってしまうと大体の展開は読めてしまうかもしれませんが、レナードはL-ドーパを試した結果、
劇的に良くなります。

今まで30年は車イスに乗り口半開きで廃人同様の植物人間状態だったレナードが、
L-ドーパを投与したところ自分で歩き、喋り、食事をし、工作が出来るまで回復してしまうのだから、
実際に関わったリアルのセイヤー医師にとっては奇跡以外の何者でもなかった事でしょう。

因みにこの後の展開を軽く綴ると、レナードの成功を受けて、
セイヤー医師はあらすじの共通点を持った患者達にも投薬を行います。

その結果は。。。

書かなくても御察し付きますね(*>∀<*)

ある女性看護師は台詞とはいえ「ファッキン ミラクル」と零してしまう程、投薬を受けた患者は皆劇的に良くなります。

しかし世の中にはそう都合の良い話ばかりでなく、この後悲惨な展開をどんどん辿っていってしまうのですが。。。

このブログを開始してから、私が100点を付けた映画は本作が初めてです(-^口^-)

それ位、AWAKENINGSは全てが良く出来ている映画でしたね(*゜▽゜*)

一言で本作を表現するなら“美しい”という言葉が本当にマッチしている映画でした。

音楽も台詞も映像も演技もストーリーも全てが美しく、終わり方からのエンドロールさえも……

でも、特筆すべきはやはりロバート デ ニーロの演技がズバ抜けていますね!!

フローレスという映画でもロバート デ ニーロは半身不随の役をこなしていましたが、
この方本当に表現力が素晴らしいです!!

廃人同様の植物状態から健常者に回復したのに、副作用で人格が崩壊し。。。

いや~~、本当に一患者の回復の奇跡から崩壊までをしっかりと見せられている感覚でした。

しかし、この様な患者さんの病院の環境は辛いものがありますね。。。

以前観た「カッコーの巣の上で」同様、窓にはしっかり格子が嵌め込まれ、扉にはもちろん鍵が掛かって居り、
更に病棟によっては牢屋の様な鉄格子で部屋を隔離されている所もある様で、
精神神経症を患う本人もですが、身内の方々にとってもこういった病はとても難しい問題ですね。。。

本作では治ってしまった事により、永いエアーポケットから現実を受け入れられず、
これならいっそ治してくれない方が良かったと語る患者もいたり、
デリケートな問題過ぎて何が正しいのか分からなくなってしまいます。
(この件は浦島太郎みたいなワンシーンでしたね)

こんな良い映画を誰が監督したのだろうと、
ペニー マーシャルという方を調べたところ先日観たBIGの監督さんだったんですね!

しかも、ペニー マーシャルさんって女性の方なんですね(*´ω`)

昔のNBA選手だったアンフェニー ハーダウェイの愛称であるペニーから
BIGを観た時から男性をイメージしていたのですが。。。

思い込まずに、ちゃんと調べないと駄目ですね(*^_^*)A

それとスタッフ陣で音楽担当のランディ ニューマンという方も名前を聞いた事があったので同様に調べてみると、
この方はトイストーリーの音楽を担当された方の様です。

そんな訳で、ブログ初の100点な作品なので、未だ御覧になっていない方は是非観てみて下さい。

レナードが本作中に語る台詞でこんなのがありました。

「新聞を読めよ、悪い事ばかり載っている。皆生きる事の素晴らしさを忘れている。持っているものの尊さを教えないと。人生は喜びだ、尊い贈り物だ。人生は自由で素晴らしい!!」

30年間の永い眠りから覚めたレナードが発言したこの言葉、私はとんでもない説得力がある様に思います!

年間自殺者3万人オーバーの異常なこの日本で生き、これからその3万人以上に加わろうとしている貴方、
生きているだけで丸儲けな人生を送っていけるという考えにどうにかシフトしてみて下さい!!

最後に、この映画を観て今更知ったのですが、
ジョジョの奇妙な冒険のパニー フーゴのスタンドであるパープルヘイズって
ジミー ヘンドリックスの曲だったんですねΣ(°Д°;

ジミヘンのこの曲にだけ反応する患者さんが登場するのですが、
ジミヘンっぽい曲とは分かっても、曲名がパープルヘイズだという事に、エンドロールを観ていて初めて知りました。。。
フーゴのスピンオフ作品の小説も中々面白かったですよ

 

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