1967年
監督:アレクサンダー マッケンドリック
脚本:アウラ ワラック/ジョージ カーゴ
おこがま採点:2点
『サンタモニカの週末』
車を走らせ、カルロ(TONY CURTIS)はマリブへとやって来た。
丁度良いパーキングスペースを見つけた為、車を停める。
駐車した場所は崖に程近いスペースだ。
崖の上からマリブの青く美しい海を眺望するカルロ。
腰の高さ位のブロック塀に座り地図を見る。
茲でカルロは人の存在に、ふと氣付く。
ブロック塀を越えて、崖手前で一人の女性が絵を描いている。
女性を横目にしつつ眺望を楽しみ乍、カルロは食事を摂ろうとする。
そんなハッピーなカルロとは対照的に、女性の機嫌は頗る悪そうだ。
どうやらイーゼルのバランスが悪い為か、キャンバスが安定しないらしい。
とうとう腹に据えかねたのか、彼女は描いていた絵を崖から投げ捨てる。
コーラの瓶を開け乍、そんな彼女を注視するカルロ。
女性は片付けを始め、さっさと自分の車へと乗り込んだ。
カルロの車の直ぐ横に駐車していた件の女性。
そして有ろう事か、彼女はカルロの車を当て逃げし、其の場を走り去って行く。
当て逃げの衝撃により、カルロの車は勝手に発進して了い……