STAGECOACH

1939年
監督:ジョン フォード
脚本:ダドリー ニコルズ
原作:アーネスト ヘイコックス
製作:ジョン フォード
製作総指揮:ウォルター ウェンジャー

 

おこがま採点:26点

『駅馬車』

1台の馬車が荒野の街トントへと到着した。

馬車の目的地はローズバーグだ。

トントからは、7人の男女が乗車客として馬車へと乗り込んだ。

医者であり乍らアル中のブーン(THOMAS MITCHELL)。

娼婦を理由に婦人連盟からトント追放を余儀なくされたダラス(CLAIRE TREVOR)。

嫁の身内も養う日々に疲れ、人様の預金を横領し雲隠れを企む銀行員のヘンリー(BERTON CHUCHILL)。

紳士乍ら其の実、ギャンブルを生業としているハットフィールド(JOHN CARRADINE)等々。

7人を乗せた馬車は道中、脱獄犯のリンゴ(JOHN WAYNE)もパーティーに加えて荒野を疾駆するのだが……

JOHN FORD監督の。
STAGECOACH(駅馬車)を鑑賞しました。

読了した伊坂 幸太郎さんの書籍『モダンタイムス』で。
本作が登場した為。
氣になって観た訳ですが。。。

私の琴線には触れませんでしたね(;^ω^A)
(↑自分では映画を創れない癖に本当、お前はおこがましいよな!!!!!!)

某ペディアによると。
アメリカ西部劇を語る上では欠かせない名作と表記されていますけど。

現代映画に毒されているオガワトリーには。
迂遠な展開に。
少々退屈して了いました。
(FORD監督、おこがましい事ばかり言って本当にごめんなさい!!!!!)

可なり古い映画故。
ネタバレを含めて綴って了いますけど。

クライマックスである。
馬車パーティーv.sアパッチ族の騎乗戦シーンに至る迄が。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

迚も長い。。。(ノω・、)

起承転結の比率で言うと。

起:30。
承:45。
転(クライマックス):15。
結:10。

と云った感じでしょうか。

手に汗握る熱い騎乗戦であるのに。
其のクライマックスsceneが。
凄く短い。。。(ノω・、)

或る意味、潔い描き方なのかも知れませんが。
私としては。
転シーンであるクライマックスに。
もう少し時間を割いて欲しかったですね。
(本作の描き方は、人によって可なり好き嫌いが分かれそうです)

と、まあ私のおこがましい感想は茲までに了して。。。

上記したモダンタイムス内で。
STAGECOACHが面白い見方で取り上げられている為。
其の描写を抜粋して終わりましょうかね( ̄~ ̄)ξ

《「だってさ、なんか一方的でしょ」
ラッパの音が響く。「助けに来たぞ!」と言わんばかりの、高らかな音だ。もちろん、映画の中の話だ。騎兵隊が現れる。援軍が続々とやってくる。馬に乗った騎兵たちが銃で次々とアパッチ族を撃ち、馬から落としていく。
「何これ」佳代子は相変わらず、不愉快そうだった。「信じられない」
「何これって、どういうこと」
「一方的に、アパッチ族をみんなで殺して、すごく気分悪くない?」
「だって、主人公たちを襲ってきたのはアパッチ族だよ」
「主人公って何?アパッチ族から見ればアパッチ族が主人公じゃない」
「でも、襲ってきたのはそっちが先なんだから」私は無意識ではあったが、佳代子をアパッチ族側の応援団として、「そっち」と言っていた。
「あのね、都合のいい瞬間だけ切り取った映像で何が分かるわけ?もしかすると、あの馬車の御者が、アパッチ族の娘を昔、襲ったことがあるのかもしれないじゃない。で、その復讐よ!」佳代子は声を弾ませ、握り拳を作って、振り回した。「何だったら、ジョン・ウェインが娘を襲ったんじゃない?」
「濡れ衣だよ」私は、「こっち」側の代弁者として主張する。その間にも映画はどんどん、先へ進んでいる。
「ああやって、アパッチ族を、みんなでばんばん撃ち殺して、それでもって良かったね、助かったね、なんて思ってる精神が、わたしにはわからないんだけど。もっとさ、みんなで思い悩まなくていいわけ?殺さなくちゃいけなかったことをさ」
「そういう深い話じゃないんだって。これは、娯楽映画なんだ」
「だから、その娯楽で、わたしをこんなに不快にさせてどうするのよ」
「佳代子が神経質すぎるんだ」
「違うよ。いい?もし、これがノンフィクションだったとして」
「この『駅馬車』が?」
「実際にあった出来事を映画化したわけ。でも、事実は逆だった。アパッチ族は、馬車で拉致された娘を助けるためにやってきたんだけど、騎兵隊や忌々しいリンゴ・ファッキン・キッドによって皆殺しにされちゃったわけ。でも、それを反アパッチ側がね、こうやって映画にしちゃうと、観客はこれが真実だと思うでしょ」
「まあ、かもしれないね」
「事実の捏造?歴史の改変?そんな感じでしょ」
「君はいったい何に怒ってるんだ」
「事実なんて、情報でいくらでも塗り替わっちゃうってことよ」
私は、佳代子をじっと見つめる。その台詞はずいぶんと奥行きのある、鋭い発言に聞こえたからだ。
「何?」と彼女が大きく開いた目が、賢者の瞳にも見えた。何を訊ねても正解を教えてくれるような、賢者の眼差しだ。私は自分の抱えている悩みや疑問をその場で全部、彼女にぶちまけたくなる。
「次のを観ようよ」と彼女が言った。》

(モダンタイムスより引用・抜粋)

リンゴ・ファッキン・キッド。
実に痛快な呼称ですね(^ヮ^)/

リンゴ・ファッキン・キッドのラストにも。
なんか納得できなかったな。。。

そんな訳で。
モダンタイムスを読んだ事のある方は。
是非、本作を御覧下さい。

逆にSTAGECOACHを鑑賞した経験のある方は。
モダンタイムスを御一読なさってみて下さいませ。

 

 

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↑今リメイクをしたら可なり熱い映画になるかもです!!

 

モダンタイムス(上) (講談社文庫)

↑読み物としても面白い為、御興味あれば是非。