THE NINTH GATE

1999年
監督:ロマン ポランスキー
脚本:ロマン ポランスキー/エンリケ ウルビス/ジョン ブラウンジョン
製作:ロマン ポランスキー
製作総指揮:ロマン ポランスキー/ウォルフガング グラッテス

 

おこがま採点:69点

気品漂う広い洋室の中、老紳士が激しくぺんを走らせて手紙を認めている。

紳士が座るデスク前に、膝くらいの高さのスツールが置いてある。

スツールは、シャンデリアの下に置かれていた。

しかもシャンデリアには、輪っかを形取ったロープが垂れている。

手紙を書き終えた老紳士は便箋を封筒に入れて、デスクの上へ静かに其れを置いた。

そして彼はスツールの上へ向かって歩き出す。

シャンデリアから垂れるロープの輪に自分の首を括る老紳士。

勢いのまま彼はスツールから足を外し、首を吊り自殺して了う。

洋室内の本棚には、価値ある逸品・傑作の数々が並んでいる。

どうやら彼は書籍コレクターだったらしい。

隙間無く並んでいる本棚の書籍群。

只一つ、奇妙な点があった。

隙間無く並んでいる筈の本棚から、一冊の本が消えていたのだった……

私の映画ブログへと御越し頂いた、ありがたい読者様。
どうも、こんにちは。

2017年の昭和の日を。
皆様は如何お過ごしですか。

私はポランスキー監督作映画、ナインスゲートを。
久し振りに観直してみました!

そんな訳で。
初見では御座いませんが。
THE NINTH GATE。。。

改めて観ても面白いですね~!!

THE NINTH GATEを。
トップ文章では伝えきれていない為。
序盤の流れだけ。
少し綴っておきますね。

主人公のディーン コルソ(JOHNNY DEPP)は、
悪どい手口で利益を上げ古書ブローカーとして悪名を馳せていた。

そんなコルソは或る人物から不思議な依頼を受ける。

依頼主は悪魔や魔女、宗教を研究する書籍コレクターのボリス バルカン(FRANK LANGELLA)だ。

「この世に1冊しか存在しない筈の本が3冊存在している。私が所有している1冊以外を調査して欲しい。
残りはポルトガルとフランスだ」

そして何と、バルカンの所有する1冊はトップに綴った老紳士から買い上げた1冊だった。

其の本は“影の王国への9つの扉(The nine gates of the kingdom of the shadows)”
と云うタイトルを冠した悪魔の書であり。。。

この3冊ある悪魔の書を巡って。
コルソの身の回りで。
焦臭い事件(殺人も含め)が起こっていく。

簡単では御座いますが。
起承転結の起パートは。
こんな感じです。

面白い映画故。
ネタバレを避ける為に。
茲で詳細を綴る事は控えますが。

各3冊の本には、しっかりと違いがあり。
其の違いに、或る秘密が隠されている訳ですよ!!

Che?でも綴っている通り。
私はポランスキー氏の監督作を。
本作とChe?しか未だ観た事がありません。

それでも。
ポランスキー氏が描く妖しい世界観に。
私は強く惹き込まれて了いました。

THE NINTH GATEは。
BGMが兎に角、妖しい!!

其の妖しいBGMと。
ミステリアスなストーリーが。
途轍もなくmatchしています。

更に主演を務めたJOHNNY DEPPさん。
本当イケメンですね~!!

THE NINTH GATEのJOHNNY DEPPさんは。
古書と煙草と酒が。
画として頗る嵌まっておりました!!

本作のDEPP氏の演技を観るだけでも。
十二分の価値がある、と言っても。
過言ではないかも知れません。

扨、昔の私では只通り過ぎた1シーンでしたが。
チェスを描いた或るシーンもまた。
目を惹かれたポイントでしたね。

チェスを趣味として始めたからこそ。
THE NINTH GATEのキーシーンが。
しっかり目に留まる様になりましたよ!!
(大事なシーンとして絡んで来る為、皆様も注視してみて下さい)

愉悦に浸れた。
良作映画で御座いました!!

それでは最後に。
ジョジョの奇妙な冒険の作者である荒木 飛呂彦さんが。
本作について、こんな面白い事を書いていた為。
一部抜粋致します↓
《金に目のないうらぶれた本の蒐集家なのに、古書に向き合うと「この紙の質は15世紀の……」と見極めてビシッと判定していく。その時、紙をめくる音もちゃんと録られていて、「シャッシャッ」とか「カサカサッ」という音の響きがまたとても気持ちがいい。時には物凄く価値のある本を、「それほど値打ちはないですね」と騙して買い取ったりもして、その軽妙で洒脱な振る舞いが見どころとなっています。デップのファンなら必見で、僕も『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する岸辺露伴というヒーローに、この探偵のキャラクターを少し取り入れています。それほど魅力があったということです。》

(荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論より抜粋)

露伴には、コルソが取り入れられていたとは!!!
昔、完読した荒木さんの書籍なのに。
忘却の彼方へと、このエピソードが放逐されておりました。。。
(今度は忘れない様にしなければ!!!)

それにしても荒木さん、紙をめくる音に着目するとは!!!(←素晴らしいセンスです)
私の感性では全く察知出来なかった場面ですね。。。
(荒木さんの文章から、私はAMERICAN PSYCHOに於ける名刺の件を想起して了いました!)

 

 

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↑何とも渋いジャケットですね!(カタカナ外してよ。。。)