THE BOOK of ELI

2009年
監督:アルバート ヒューズ/アレン ヒューズ
脚本:ゲイリー ウィッター
製作総指揮:エリック オルセン/スティーブ リチャーズ/スーザン ダウニー
製作:ジョエル シルバー/アンドリュー A コソーブ/ブロデリック ジョンソン/
デンゼル ワシントン/デヴィッド バルデス
音楽:アッティカス ロス
撮影:ドン バージェス

 

おこがま採点:95点

作品名「ザ ウォーカー」

あらすじ↓

戦争の結果、文明も文化も荒廃し、暴力のみが支配する国と化してしまったアメリカ。

そんな荒廃してしまった世界をDENZEL WASHINGTON演じるイーライは孤高の旅人(ウォーカー)として、
歩き続けていました。

彼はある目的の為、歩みを西へ西へと進めます。

その目的とはある書物をあるべき場所に届ける為。

しかし、途中立ち寄った町の酒場でイザコザを起こしてしまったイーライは
GARY OLDMAN演じる町のボス的存在であるカーネギーに目を付けられてしまい、
果てはカーネギーが探し求めている本をイーライが所持していると知られてしまった事により……

先日アリスと共にレンタルしてきた本作。

リンクさせて頂いている前田 有一さんがオススメとして推していた事もあり借りてみたのですが、
久しぶりに心揺さぶられる一本でした(^◇^)v

先に綴っておきますが、私自身は特にこれといった宗教に属していないので、
色々と不快な事も綴ってしまうかもしれませんが、その辺はご容赦下さい(´;ェ;`)

さて、こういう件で書き出している以上、
ピンと来る方は直ぐにイーライがどんな本を届けようとしているのか氣付いてしまうかもしれませんね(*^?^)

多分世界で一番の有名人であろうあの方の、この世でたった一つだけ残った書物を守り続けるイーライ。

物語ではその本がキッカケで戦争が起こり、
何とか生き残った人間達はキッカケとなったその本を含め書物を積極的に燃やしてしまい、
世界から教養や秩序は消え、本編の様なヒャッハーな世界が出来たと映画では表現して居ります。

まあ、世界観は完璧に北〇の拳といってもいいでしょう(ノω・、)

しかし、北〇の拳とは全く異なるのはタイトル通り、イーライの持つ本を終始テーマにしている点ですね。

今回この様なおこがま採点を付けさせて頂いたのは、映像のスタイリッシュさに加え、
考えさせられる深いテーマを扱ったという、とてもセンスを感じる映画だったからです!!

映像は白黒まではいかず、セピア調とも言えないのですが、鮮やかな色という色が目に付かない映像仕上げ。

荒廃した世界観などを出す為に敢えて、こういう古呆けた感じの画で表現している訳ですが、
メインキャラであるイーライもカーネギーもピタリとその世界観に嵌っていて、とてもグッドでした(´・ω・)y

諸々の点を含めた上で例えを出すなら、メル ギブソンが監督を務めた映画パッションに映像は似ているし、
キーワードも本作とパッションは共通するところでしょう。

個人的にはイーライが極太のナイフを武器にゴロツキ共をパニッシュするシーンが
とてもクールで格好良かったです\(^^)/

しかもその殺陣の立ち廻りも、時にはトンネル内でイーライの姿を映さず、
イーライの影だけがモブのゴロツキをバッサバッサと斬り捌いたり、
時には姿を映して見える形でスタイリッシュな殺陣を映像化し対比させているのだから、
もうそのセンスに感服するしかありません!!

ストーリーも、イーライの持つ只一つ残ったその本の存在が戦争の火種になったと表現する一方、
イーライはその本こそがこの荒廃した世界の希望になり得ると考え、
更に、カーネギーは自分がその本を利用すれば民を導いて行けると考えていたり、
一つしか存在しないその本のパワーについての捉え方が皆違う解釈なのがまた面白い!!

この映画は成人を迎えた方ならどなたにも観て頂きたい一本だと私は思いましたノ´▽`)ノ

色褪せた映像もそうですが、その映像に染み渡る場面場面の音楽の使い方も、
とてもセンスを感じるものとなって居ります!!

とあるシーンで、正にあの方が犠牲になった事を、
本作を観ている人の頭に叩き付ける様なワンシーンがあるのですが、
御多分に漏れず私もそこがとても印象的に描かれていたと感じられました。

クライマックスのオチ?やイーライが目的地に着いた事による映像の色使いの変化、
文明や秩序が無ければ結局は暴力こそが全てとも言える最後のカーネギーサイドの展開。

是非とも未見の方は御覧になって頂きたい映画です!!

しかし、ゲイリ- オールドマンはレオンといい、フィフス エレメントといい悪役が嵌る役者ですね~~~

クリストファー ノーランのバットマンシリーズに登場するゴードン警部の様な彼もいいのですが、
私としてはやはり悪役を演じている方がマッチしていると思います(´・ω・)ノ

こういう作品があるのだから、映画鑑賞ってやっぱり面白いですね!!!

余談ですが、私が拝聴しているNACK5のファンフラで小林 克也さんが語っていましたが、
DRAGON ASHの降谷さんは本作のキーワードである本が愛読書らしいですね。

 

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