SURVIVAL OF THE DEAD

2009年
監督:ジョージ アンドリュー ロメロ
脚本:ジョージ アンドリュー ロメロ
製作:ピーター グルンヴォルド/ポーラ デボンシャー/アート シュピーゲル
製作総指揮:D J カーソン/マイケル ドハティ/ダン ファイアマン/ピーター グルンヴォルド/アラ カッツ/
      アート スピゲル/ジョージ アンドリュー ロメロ
撮影:アダム スウィカ
特殊メイク:フランソワ ダジュネ
特殊メイクコンサルタント:グレッグ ニコテロ

 

おこがま採点:5点

あらすじ↓

 一番最近の調査では年間の死者は5300万人。

つまり1日で15万人。

1分で107人。

平時でだ。

さらに今や死者が生者を殺す。

その繰り返しだ。

生きてる者同士の殺人や自殺も絶えない。

俺たち州兵がどれだけ死者を始末しても追いつかない。

死者がよみがえることに恐怖は感じない。

始末は簡単だからだ、それが友人でなければ……

はい、皆様こんばんは。
かなり久しぶりに映画を観たオガワトリーで御座います。

さて、本作はタイトルから窺える通りのゾンビ物映画。
ジョジョの奇妙な冒険の作者、荒木 飛呂彦さんがゾンビ作品と云ったらジョージ A ロメロ氏を推している事もあり、同氏監督作品なので観てみましたが。。。

う~~~ん、個人的には駄作も駄作と感じて了いましたね。
(↑今日も今日とてbig mouthなおこがま発言野郎ですみません(-_-;))

あらすじ部分は映画冒頭の主人公の心の声を綴っただけですので、もう少し詳しく掘り下げて行きますね。

ALAN VAN SPRANG演じる主人公の州兵、サージは日夜ゾンビを始末する日々を送っていました。

何が原因でゾンビ化が始まって了ったのかは全く謎。

とにかくサージは仲間だった州兵だろうと、ゾンビ化したら容赦無く頭部を撃ち抜き、死者を処理していました。

そんなサージ含めたまともな州兵4人は職務を放棄し、生きていく為に強盗と成り果てます。

仲間が運転する車で民家を訪ね、身ぐるみを剥ぎ、悪逆を尽くすサージ達。

サージ達が望む事は只一つ…

『“奴ら”のいない世界へ行くこと』

そんな想いを抱き乍、サージ達は或るアウトローグループを襲います。

話合いで片を付け様と思いきや、銃撃の抵抗に遭った為、止む無くアウトロー達を掃討する州兵さん達。

掃討が一段落すると、木の陰からDEVON BOSTICK演じる名無しの少年が姿を現しました。

少年はアウトローに身ぐるみを剥がされて、車に同乗していただけだ!と弁解します。

他に頼れそうなまともな人間がいない事から、州兵一同に加わる少年。

そして、少年が取り戻したスマホ動画から、
ゾンビがいない島の存在を知ったサージ一行はソコを目指す事を決め行動するのですが…

と云った展開で御座います( ̄~ ̄)ξ

えっと先ず、映画の尺は90分程で纏められているので、私はダレる事無く鑑賞出来ました。
只、尺の関係から展開はもの凄くサクサクと進行していきます。

しかもこのSURVIVAL OF THE DEAD、ゾンビ映画でありがちな人間vsゾンビと云う構図は取りません。

えっ!!じゃあ具体的な映画の内容は何なの!?
と思われるでしょうから、端的に述べさせて頂きますと。。。

本作はゾンビ否定派人間集団vsゾンビ肯定派人間集団と云う図式を取って展開していきますΣ(°Д°;)
なので、実際のところゾンビの存在は二の次、三の次(-_-;)

本作の根幹はゾンビに対して、水と油の考え方を持つ二人の男が対立する映画となっております。。。

う~~~ん、世の中には相当数のゾンビ映画があるので、本作の様な毛色の違う作品もありだとは思うのですが。
(↑何か上から目線のおこがま発言が目立ちますね(´;ω;`))

私個人の感想は『タンタンとし過ぎていた映画だったな』です。

壮大な山場が無いので全く興奮しないんですよ(´;ω;`)
しかも、タイトルにあるDEADの存在が脇役に添えられているので、これまた作品としての焦点も…(-_-;)

いや、ロメロ氏の本作に対するテーマ『一つの事象も見方によって捉え方が変わるよ』
と云う想いは十分伝わってくるのですが。
その想いに対して、ゾンビを充てるというのはいささか力不足だった様に、個人的には感じました。
(↑自分では映画を創れないくせして、語り口だけは本当におこがましいですね。。。)

この『一つの事象も見方によって捉え方が変わるよ』と云うのは、
過去に私が観た映画の9と共通するところかもしれません。
9に関してはリンクさせて頂いている前田 有一さんもこんな内容でupしていますので、よかった参考にしてみて下さい。

久しぶりに鑑賞した映画であり、久しぶりに鑑賞したゾンビ作品。
そんなWで久しぶりな映画作品でしたが、ちょっと肩透かしな内容で残念だったと云うのが正直なところです…(´Д⊂)

最後に、例の如く荒木 飛呂彦さんの奇妙なホラー映画論の一部を抜粋させて頂きます。
この文章は本作に向けて綴ったのでは!?と思って了えた内容だったので、こちらも御参考までに↓
死者を敬うな、ゾンビを殺せ
さらに『ゾンビ』は奇跡的な映画であるばかりでなく、一つの哲学さえ突きつけてきました。現実世界では死者を敬うことによって、そこから生の意味や人間の存在価値を認識したりしますよね。つまり祖先を敬うことで今生きている自分のありがたみがわかったり、人間の尊厳を大切に思う気持ちが生じたりします。ところがゾンビ映画の中では死者を敬うどころか、「殺す」ことで生きる意味を認識するという価値の逆転を余儀なくされる。そうしなければ自分も噛まれてゾンビの一人になってしまうという、抜き差しならない状況に追い込まれてしまうわけです。

SURVIVAL OF THE DEADではゾンビと共存を考える一族が登場して来るので、
荒木さんの考えを踏まえた上で鑑賞すると、また違った解釈が生まれるかもしれませんね!

 

 

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