HANNIBAL RISING

2007年
監督:ピーター ウェーバー
原作&脚本:トマス ハリス
製作:ディノ デ ラウレンティス/マーサ デ ラウレンティス/タラク ベン アマール
音楽:アイラン エシュケリ/梅林 茂

おこがま採点:72点

あらすじ↓

舞台は1944年のリトアニア。

田舎であり乍、お城に居住を構えていたレクター一家。

ある日戦争の火の粉がレクター一家にも及んで来たので、一家は戦争が落ち着くまでの間、
避難場所として山小屋へと移動しました。

そんな避難し始めた矢先に、ドイツとソ連による戦闘機VS戦車の打ち合いが山小屋の前で始まり、
不運にも少年ハンニバルと妹ミーシャの二人だけを残し、
レクター一家&お手伝いさん達は皆亡くなってしまいます。

何とか兄妹二人、山小屋でどうにか生き抜いていた所に、正規の軍人ではない、
対ドイツの荒くれ者達が山小屋にやって来ました。

彼等は火事場泥棒の様な行いをし乍戦場を渡り歩き、
レクター兄妹のいる山小屋へも家財や食糧を求めて押し入って来ました。

彼等も戦争が落ち着くまでの一時だけいるつもりが、極寒の天候変化の為、動くに動けなくなり、
食糧も底を尽いてきてしまいました。

飢餓状態の荒くれ者共は、何かを食べねば死ぬ状況の中、幼い二人の子供に目を付け、その結果、
妹のミーシャは。。。

8年後、レクター一家として一人生き抜いたGASPARD ULLIEL演じる青年ハンニバル レクターは
ソ連の孤児施設に収容されていましたが、そこを脱走し、
妹ミーシャを殺した荒くれ者達へ復讐する為の旅に出ます。

何にも情報がなく、脱走により一人ぼっちのハンニバルは唯一の身内である叔父さんの元へと
助けを求め向かって行くのですが……

本作を観た事でとりあえずレクターシリーズはレッド ドラゴン以外は観た私。

THE SILENCE OF THE LAMBS
が私的にはシリーズとして一番でしたが本作も中々な内容。

叔父さんの元へ向かったハンニバルでしたが到着したら既に叔父さんは亡くなって居り、
代わりに未亡人となった鞏 俐(コン リー)演じる叔母さんのレディ ムラサキから手厚い歓迎を受けるのですが、
この女優さんがどことなく小雪さんに似ていると思ったのは私だけではないはず(*^?^)

シーンの一つに叔母さんに無礼を働いた市場のブッチャーをハンニバルが日本刀で斬りつけ、
斬首するシーンがあるのですが、
日本刀の美しい切れ味にダークソウルで打刀をメインに使用している私も思わず見とれてしまいました。
(別に私は残虐好きな精神異常者ではないのであしからずΣ(°Д°;)

以前、アメリカ国内の出来事として日本刀で人(強盗??)の腕を斬り落としたという話があり、
関連動画として日本刀で肉の塊を斬るというのが挙がっていましたが、ハンニバルも作品中で発言する様に、
まるでバターの様に肉がサックり斬れるそのシーンにガクブルな私オガワトリー(´;ω;`)

その後、優秀で天才だったハンニバルは特待生として医学部に入り、
ある程度落ち着いたところで忌まわしい出来事のあったあの山小屋へ向かい、
荒くれ者共が残していったペンダントのIDプレートを回収し、本格的に復讐へとストーリーが展開して行くのですが。。。

前半をじっくり展開していってしまったせいか、
後半の駆け足な巻き巻き展開には正直残念でした。。。(´;ω;`)

そんなにじっくり創り込めない作品だとは思いますが、
もっと上映時間を延ばした方が良かった事は間違いないでしょう!!

2時間で収めるには無理があり過ぎるボリュームだと思いますし、
私は飽きずに本作を観賞出来たので、もう30分~1時間長くても良い様な。。。

後半の1シーンで、荒くれ者共の住処である豪邸に単身ハンニバルは乗り込むのですが、
その警備体制&セキュリティーでそんな簡単に忍び込めないだろう…

と思わずツッコんでしまった私。。。(°Д°)

こういう所で、「あぁ、尺が足りずに展開を早くしないと終わらないのだろうけど、その分、
粗く、やっつけ的になってしまっているな」と感じずにはいられませんでした。

只、青年ハンニバル レクターを演じたGASPARD ULLIELはド嵌りでしたね!!(^◇^)v

不敵で妖しさ満点の笑顔を浮かべる時、左頬に奇妙な笑い皺(えくぼ)が浮かぶのですが、
その皺がまたハンニバル レクターというモンスターを実に巧く表現していて、
主演を彼にしたのは大正解だと私は思います!!

若かったら、キアヌ リーブスが青年ハンニバルを演じても面白いと思いましたけどね\(^^)/

本作で初めてこの役者を知ったのですがGASPARD ULLIEL、ちょっと氣になる俳優さんです。

荒くれ者共の一人をハンニバルが始末した事により、残りの仲間がハンニバルを殺そうと動くのですが、
この件で私はジョジョの5部の主人公であるジョルノが、
暗殺しに来たブチャラティに向けて放った次の一言を思い出してしまいましたね。

「あなた覚悟して来ている人ですよね。
人を始末しようとするって事は逆に始末されるかもしれないという危険を常に覚悟して来ているって訳ですよね。」

実際、仲間の一人がハンニバルを闇討ちで始末しようとするのですが、そこは天才ハンニバル、
機転を利かせてあるトラップを張り、逆に荒くれ者の一人を生け捕りにし、さらにとんでもない拷問を行う始末(・ω・`lll)

拷問中、ジョルノの台詞をもしハンニバルが言っていたなら、
その一言で私のおこがま採点は更に上昇した事でしょう(安い採点基準ですね……(;´Д`))

こんな風に綴れば、エンディングも何となく想像出来てしまうかもしれませんが、
オチの付け方は個人的にアリでした(^ヮ^)/

執拗過ぎ&アッサリし過ぎでピンと来ないという終わり方とも取れますが、
これはこれで良いエンディングだと思います(毎度おこがましい事言っていますね(ノ・ω・)ノ)

難癖付けるとしたら、
キーパーソンとして登場するDOMINIC WEST演じるポピール刑事の存在があまりに希薄という点でしょうか。。。

もっとストーリーに深く関わっても良い様なキャスティングなのに、
そこまで食い込まず、何とも中途半端な役どころに正直……(*´д`)=з

とはいえ、面白いorつまらないの二択なら、間違いなく面白い方に入る作品ですので、
氣になる方は御覧になってみて下さい。

しかし後半が残念な映画だったな。。。(やっぱりおこがましい発言ですね(ノω・、))

 

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