2010年
監督:マット リーヴス
脚本:マット リーヴス
原作:ヨン アイヴィデ リンドクヴィスト
製作:サイモン オークス/アレックス ブラナー/ガイ イースト/トビン アーンブラスト/
ドン ジグリオッティ/ジョン ノードリング/カール モリンダー
製作総指揮:ナイジェル シンクレア/ジョン パーク フィリップ/
エルウェイ フレドリック モームバーグ
おこがま採点:67点
『モールス』
ニューメキシコ州、ロス アラモス、1983年3月。
雪の降る田舎の林道に、車のヘッドライトの列が流れて来た。
赤色灯が見える事から、3台の車はどうやら緊急車両のようだ。
サイレンの音が闇夜の林道に響き渡る。
前2台のパトカーが救急車を先導している。
「救急班、応答せよ!」
救急車内の患者は激しく暴れている。
服を切り患部を確認する救急隊員に掴み掛かる患者の男。
「暴れないで!!!」と怒鳴りつけるも、患者は依然として興奮状態だ。
「状況を報告しろ」と救急車内に備えられた無線の声は言う。
「50代半ばの男性を保護。体表に9~9.5%のやけど。頭部、頸部、顔面に高濃度の酸を浴びたと思われる。有毒ガスで気道が破壊され、血圧と心拍数は不安定。犯罪に関与の可能性あり。警察の先導で搬送中」
救急隊員が報告を続けている最中も、
ストレッチャーの上では、手錠で繋がれた患者の男が激しく暴れ続けるのであった……