INSIDIOUS

2010年
監督:ジェームズ ワン
脚本:リー ワネル
製作:オーレン ペリ/スティーヴン シュナイダー/ジェイソン ブラム
製作総指揮:ブライアン カバナー=ジョーンズ

 

おこがま採点:25点

瀟洒な一軒家へと引っ越してきたランバート一家。

長男&次男はヤンチャの盛りであり、末っ子の長女に至っては嬰児だ。

引っ越して来たばかり故、家中にはダンボールが散在している。

新しい家で朝を迎えた母親のルネ(ROSE BYRNE)はダンボールに詰め込まれた本を本棚へと片付けていた。

片付ける最中、アルバムを見つけて了い作業の手が止まるルネ。

アルバムを見ていると長男のダルトン(TY SIMPKINS)が起きて来た。

母親に対して「部屋がイヤなんだ」と呟くダルトン。

新しい環境となり自分も含めて未だ慣れていないだけだと、ルネは息子の何氣ない一言を茲で聞き流して了う。

そして親子一緒になり、二人でアルバムを見始める。

「パパが小さい頃の写真は?」と訊ねるダルトン。

「それが1枚も残っていないの」とルネ。

こんな会話をしていると長女が泣き出した為、ルネは朝食の準備へと取り掛かるのだが……

オガワトリーのモノガタリー 65


《たとえば30人以上の少年を殺害した米国最悪の殺人鬼ジョン・ウェイン・ゲイシー(1942~94)は画家としても有名だ。ピエロの格好で病院の子供を慰問していたゲイシーは、獄中で、ピエロ姿の自画像を描いた。ゲイシーの絵は人気になり、飛ぶように売れた。

ゲイシーの絵はどこまで“アート”なのだろう?ピエロのうつろな目、表情のない笑顔に、ゲイシーのおぞましい内面の反映を見る人もいる。だが、それは単にゲイシーの絵が下手なだけなのかもしれない。下手だから内面を描きこむことができないとも考えられよう。無表情な顔が無表情であるがゆえにアーティスティックであると感じるのは、我々見る側の問題なのかもしれない。つまり、30人もの子供を殺した悪鬼ゲイシーのおぞましい内面は、かならずやそこに表現されているはずだ、と我々は思ってしまう。ここでもやはりロマンは生きている。おぞましい殺人者が作品を作るからには、そこには極端な意味がなければならない。怪物の(ゲイシーはまぎれもなく怪物的殺人者である)表現は、怪物の意味を反映しなければならない。だから、我々はそこにアートを見てしまうのだ。》

(ミュージアムパンフレット、柳下毅一郎氏のコラムより)

SPLIT

2017年
監督:M ナイト シャマラン
脚本:M ナイト シャマラン
製作:M ナイト シャマラン/ジェイソン ブラム/マルク ビエンストク

 

おこがま採点:50点


ケイシー(アニヤ・テイラー=ジョイ)は、過去のいたましい体験により周囲に心を閉ざし、孤独とともに生きている女子高校生。その日、人気者の級友クレア(ヘイリー・ルー・リチャードソン)のバースデー・パーティーに呼ばれたのは単なるお情けで、気が進まぬまま出席した彼女自身もそれを理解している。しかし、ケイシーの真の受難は、その後に待っていた。車で送ってもらう途中、同乗していたクレアや級友マルシア(ジェシカ・スーラ)ともども彼女は正体不明の男によって眠らされ、拉致される……。

目覚めると、そこには殺風景な密室。ドアを開けて入ってきた男は見るからに神経質で、変質者のような雰囲気を漂わせていた。このままでは命が危ない—どうすれば、この密室から逃げられるのか?ケイシーとクレア、マルシアが頭をひねっていた矢先、再び姿を現したその男は女性の洋服を着て、女言葉で彼女たちに話しかけてくる。また別の時は、屈託のない口調でヘドウィッグと名乗り、自分は9歳だと話す……。

この男—ケビン(ジェームズ・マカヴォイ)はDID〈解離性同一性障害〉のため、週に一度、精神医学を専門とする女医フレッチャー(ベティ・バックリー)のセラピーを受けていた。彼の中には実に23もの人格が潜んでおり、セラピーを受ける時はバリーという人当たりのよい人格でやって来る。一方のフレッチャーはバリーから聞いた他の人格との共生に、研究者として強い興味を抱いていた。ケビンのケースは、人格に応じて体質も変わる可能性も確認できる。精神医学の分野の新たな境地に切り込めるかもしれない—そんな好奇心が命取りになるとは、この時フレッチャーはまだ気づいていなかった……。

一方、監禁された3人の女子高校生も、ケビンが複数の人格を持っていることに気付き始めていた。天井裏を探ったり、隙を突いたりと、脱出の可能性も模索しても、すべては失敗に終わった。手詰まりの状況を打開しようと、ケイシーは幼いヘドウィッグの人格で現れたケビンを手なずけて、脱出を手伝わせようとする。だが、ケビンは彼女の知らないところで凄まじい変化を遂げようとしていた。脱出の糸口をつかんだ3人を待ち受ける、24番目の人格。壮絶なサバイバルの末に、ケイシーが目にした衝撃の事実とは!?

(パンフレットより引用・抜粋)

KRAMPUS

2015年
監督:マイケル ドハティ
脚本:マイケル ドハティ/トッド ケイシー/ザック シールズ
製作:トーマス タル/ジョン ジャシュニ/マイケル ドハティ/アレックス ガルシア
製作総指揮:ダニエル スティルマン

 

おこがま採点:25点

クリスマスシーズン。

少年マックス(EMJAY ANTHONY)の家には、従兄妹家族が大勢押し寄せて来る。

しかも今回はマックスの大叔母までやって来た。

父と母、そして姉とおばあちゃんで静かなクリスマスを過ごしたいと願うマックスだったが。

其の願いは今回も届きそうにない。

更に、純粋なマックス少年はサンタ宛てに手紙を書いていた。

両親の不仲改善や、従兄妹家族の家庭環境改善などを手紙に認めたマックス。

その手紙を従兄妹に奪われ、皆が集まる会食の席で読み上げられて了った。

この従兄妹の行動には、もう我慢ならなかった。

手紙を奪還し、マックスは自室へと篭もって了う。

そしてマックスはサンタ宛ての手紙をビリビリに破り、窓から空へと其れを放り投げた。

手紙を棄てると、マックスの家を中心として暗雲が突如、立ち込めて来て……

ZOMBIELAND

2009年
監督:ルーベン フライシャー
脚本:レット リース/ポール ワーニック
製作:ギャビン ポローン
製作総指揮:ライアン カヴァノー/レット リース/エズラ スワードロウ/ポール ワーニック

 

おこがま採点:59点

「アメリカよ…ここをそう呼びたいけど。

人がいなきゃ国は作れないし、もう人はいない。

友よ、ここは今やゾンビランド合衆国だ。

あっという間に事態はドツボの底へ。

皆が食われ、なぜ僕は無事かって?

ルールのお陰だ。

サバイバル・ルール1、有酸素運動。ゾンビ・ウイルスが流行しだすと、まず太めが食われた。可哀想に。

でも感染が広がると、足が速いだけじゃ無理。

銃を使いこなせなきゃ。

そしてルール2、二度撃ち。“死体”が本当に死んだかは分からない。
弾はケチるな。もう1発、頭に決めてたら彼女は助かってたのに。

“たら”、“れば”は無用だ。

ゾンビは学習が早い。君が無防備な瞬間を嗅ぎつける。ルール3、トイレに用心。

ゾンビが人より増えたら、しがらみは断ち切れ。近所の子供がゾンビに?
もう相乗りは断ろう。大切なのは自分だ。だからルール4、基本だ、シートベルト。この先は揺れるからね。

下に見える男が僕。テキサス州ガーランドはゾンビ以前から寂れてた。

“患者ゼロ”が汚染バーガーを食べてから2ヶ月。

町で人を食わない変態は、もう僕だけ。

神経質で腸の弱い僕が生き残った理由は、友達も親しい家族もいないうえに。

安全第一でルールに従ったから。

僕のルールに」